| 遥かな友に
nao 2015/11/29 18:45
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半世紀に亘る友の一人が、風の様に逝ってしまって2週間経ちました。
彼を知る誰もが、彼との思い出を語り、偲んでいます。
数年前、ポルトガルの旅から帰り「次は、アジアのポルトガル!」と、マカオに一人旅をし、 すっかり好きになって、再度!と思っていた時、彼が「僕は香港・マカオの両方がええなぁ。」と言われ、 ミニ・修学旅行を計画して欲しい、と、頼んでありました。 忙しさに感けて、とうとう実現せずに至ってしまい、心残りでなりません。 もっと急かして、彼に音頭を取って貰っておけば、と悔やみます。
2010年にマカオ航空の「成田から直行便」が運航され、マカオは近くなりました。 行く機会があれば、彼の写真を持って一緒に旅をしたいと思っております。
夜の帳が下りたマカオの街で、彼の声が聞こえるかも知れません。 「次は何処へ行く?」 |
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| ショパンの街で
nao 2015/11/13 0:36
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ポーランドのワルシャワ中心部から南西約8キロの所にある国際空港は、 この国を代表する作曲家の名前で「フレデリック・ショパン空港」と言われます。 ワルシャワ空港に着いた気分でいると、ショパン先生の名前があり、 ロビーにはショパンをライブで弾くピアニストがいて、 「あ?!やはり この国はショパンの愛する国。国民から愛されているショパン」と 感慨に耽るのでした。
10月中旬とは言え、緯度の高いワルシャワの街は紅葉が進み、 大きなショパン像があるワジェンキ公園も、この様に美しい秋の様相を呈していました。 |
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| 歴史の宝庫
nao 2015/11/2 1:56
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5年に1回のショパン・コンクールが、今年10月、ショパンの生まれたポーランド・ワルシャワで 催されました。
練習を重ねた若者達の、と言うより、既に舞台で活躍しているピアニスト級の人々の競演で、 世界に冠たるコンペティションの一つと言われています。 約1ヶ月のコンクールの中で、今年はファイナルの、一段と白熱した舞台を観に行きました。
連日 夕方からの舞台故、それまでの時間は自由時間。この日は、旧市街を散策しました。 戦争の惨禍の歴史を背負い、記憶が正しければ、街の85%が破壊されたにも拘わらず、 戦後復興によって 釘1本まで元通りの街並みに見事に再建を果たしたと言われ、世界遺産に登録されています。 中世の香り漂う淡い色調は、何と美しい事でしょう! |
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| 山ガールの気分
nao 2015/9/28 0:02
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スイスのガイドブックは「アルプスの山」「登山電車」「絶景」「パノラマ」「山歩き」・・・と 山々の写真や説明が魅力満載でPRされ、登山愛好家でなくとも行ってみたくなる 衝動に駆られます。
優れた交通システムの国ならでは・・・ホテルでお勧めのコースと乗り物を選択し、ピラトゥス山頂に行きました。
ルツェルン(標高436m)からバスで15分クリエンス(492m)→ゴンドラで10分クリエンザーエック(1026m)→ ゴンドラで15分フレックミュンテック(1415m)→ロープウェイで5分ピラトゥス・クルム(2070m)に着きます。 即ち、ピラトゥス山頂駅の標高が2070mで、そこから歩いて山頂エーゼルが2118mでした。
360度の大パノラマを前に、その魅力のルツボに嵌りました! これは山頂の展望台から眺めた、ルツェルンのフィアヴァルトシュテッテ湖です。
帰りは、世界一急勾配と言われる登山電車に(40分)乗ってフィアヴァルトシュテッテ湖畔の アルプナハシュタットに降り、遊覧船でルツェルンまで約50分の船旅を楽しみました。
下山時、真っ赤な登山電車の車窓から風景を楽しむ以外に「ここは勾配〇%」という看板を見ながら 一人で感動しましたが、最も急勾配と言われる46%を見逃した事が残念でなりません!
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| ハイジの気分
nao 2015/9/19 21:49
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「アルプスの少女ハイジ」の国スイスは、山々に抱かれ、多くの登山愛好家のみならず 気軽にハイキングという感覚で山に寄り添い、山を親しみ、身近に山がある国だと感じました。
中央スイスのルツェルン湖(本ではフィアヴァルトシュテッター湖)の右岸にはリギ山(1552m)、 左岸にはピラトゥス山(2070m)が聳え、鉄道・バス・ロープウェイ・登山電車など、色々選べる 交通手段で山頂に気楽に行く事が出来ます。
8月末の眩しい日差しを感じる朝、思い立ってピラトゥス山に行くべく、ルツェルン駅前から バスに乗り、ロープウェイに乗る事30分(こんな長いのは初めてです)この風景を360度眺め、 楽しんで頂上に着きました!
それにしても、ピラトゥス山の標高が 日本のガイドブックでは2070m、現地のそれでは2132m、 と明らかに違うのは不思議
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| 真夏のスイス
nao 2015/9/5 1:08
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8月末にも関わらず、到着したスイス中央部のルツェルンは、気温30℃の真夏日でした。
青天に恵まれた事は「ラッキー!」と思ったものの、強い日差しは「"日焼け止め"が必要!」と感じながら、 迂闊にも不携帯 "ルツェルン音楽祭"を聴きに行く事しか考えずに出発し、まさか日焼けの旅行になるとは・・・。
14世紀からの歴史を誇る街のシンボル、屋根付きのカペル橋も 強い日差しに眩しそうです。 しかし、関東で今夏の酷暑に耐えた後の30℃は、それ程辛くも無く、まして湿度が低いのが救われました。 |
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| 方向音痴になる広場
nao 2015/8/17 0:20
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「建築博物館の街」とも称されるチェコの首都プラハで、 旧市街の街並みは まさにその比喩が決して間違いでは無い、と 誰もが納得するでしょう。
ここは旧市街の中央部・旧市街広場で、ロマネスク、ゴシック、ルネッサンス、バロック、ロココ・・・と 異なる建築様式の歴史建造物に囲まれ、中央にはアール・ヌーヴォー様式のヤン・フス像が 観られます。
ここでは先ず建築群が訪れる人々の目を奪い、カメラに収める人は(私も昨年迄) ヤン・フス像を見逃してしまう恐れがあります。 カレル大学総長でもあり、チェコ語を確立させ、国民に絶大の信頼があった、と言われる 宗教家ヤン・フス氏の存在を、改めて認識した旅になりました。
それにしても、中世からの道路は放射状に分かれ、地図を見ても迷路の如く複雑で、 この広場からカレル橋に行く時も、ルドルフィヌム(ブラームス・ホール)に行く時も、 いつも迷ってしまう私でした。 |
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